教会にいらした際は、入る前にちょっとだけ教会正面玄関の梁をご覧ください。
A・PとXの重なった字・Ω(おめが)の文字が刻印されています。
Aはギリシャ語の最初の文字、アルファ。
Ωはギリシャ語の最後の文字、ガンマを差します。
聖書の中では、アルファとオメガは万物の最初と最後を現していて、永遠の存在者「イエス・キリスト」を差すといわれています。
一方、PとXが重なった文字はなんでしょう?
新約聖書の中で、救い主を意味するヘブライ語の「メシア」。
ギリシャ語では「XPIΣTOΣ」と書いて「クリストス」と言います。
「P」は「ぴー」ではなく、アルファベット表記の「R」で「ろー」と読みます。
ヨーロッパでは「chi-rho」と書いて「キー・ロー」と言います。
これらは、様々なものに描かれ、教会創立当時から、キリスト教のシンボルマークとして描かれています。
こんなところにもカトリック教会ですよという、世界共通の刻印があるんですね。
入口にあるこれは何?
