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ルルドの聖母って何?

豆知識

 1858年(安政5年)、ベルナデッタ・スビルーという14歳の少女の元に聖母マリアがご出現されるところから始まります。

 場所は南フランスのピレネー山麓の村、ルルドにある洞窟。

 ベルナデッタはその洞窟に現れた聖母マリアと幾度か邂逅し、祈りを捧げ、洞窟を掘って出てきた水を飲むことになります。

 以降、ベルナデッタの掘った場所からこんこんと湧き出る水を飲んだ病人が快方に向かうなど数多くの奇跡が知れ渡り、全世界から毎年数百万人が訪れる巡礼の地となります。

 1958年(昭和35年)、カトリック伊達教会はルルドの聖母のご保護を願い、聖堂の献堂式が執り行われます。そして、1960年(昭和35年)8月15日。有珠山から運び出された石を使い、教会前にルルドの洞窟を再現し、祝別式が行われました。

 今でも、このカトリック伊達教会のルルドの洞窟は、街のランドマーク的存在となり、教会に入れずとも、この洞窟に祈りを捧げていく人も多く、愛されています。

 ちなみに、ルルドの洞窟の奇跡になぞらえて、世界各地の教会の庭に建立されています。

 ベルナデッタはというと、その後修道院に入り病弱な身で生涯を捧げ、35歳で亡くなりました。
 その遺体は腐敗せず、安置されていることから、1933年に聖人に加えられたそうです。

 はじめてベルナデッタの前に聖母マリアが現れた2月11日はルルドの聖母の日、聖ベルナデッタの記念日は4月16日となっています。

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